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教員一覧

各教員の研究室について、研究内容を簡単に紹介します。 コース教員は、機械系(機械)、電気電子系(電気)、応用化学系(応化)、材料系(材料)、融合理工学系(融合)と、複数の系にまたがっ て所属しています。所属情報を記載(例:主担当が機械系で副担当が融合系の場合、〈主:機械、副:融合〉)しています。 外線からの電話連絡の場合は番号の前に03-5734-を付けて下さい。メールアドレスの「@」は@に変えてお送りください。

赤塚 洋 研究室 研究室HP
hakatsuk「@」lane.iir.titech.ac.jp TEL: 3379 北1-413 〈主:電気、副:融合〉

プラズマ理工学、特にプラズマ内部の原子分子過程や、それに着目した発光分光計測法、および希薄超音速プラズマ流を研究しています。炉心では超高温の核融合プラズマも、ダイバーターなど炉壁周辺では低温プラズマとなり、原子分子物理学、物理化学、分光計測、希薄流体の視点が重要となって、電気電子工学、原子分子物理学、分光学、物理化学、希薄流体工学など、学際的に幅広い研究が必要です。加えて、事故炉・燃料デブリの水中アーク放電による解体など、廃止措置の基礎研究にも着手しました。上層大気環境工学や、人工衛星など宇宙工学とも接点があり、理学/工学にまたがる幅広い学際領域で基礎研究を実施します。写真は超音速プラズマジェット。

飯尾 俊二 研究室 研究室HP
siio「@」lane.iir.titech.ac.jp TEL: 3377 北2-424 〈主:融合〉

地球環境問題を念頭に置き、今世紀に実用化されるべきエネルギー源の研究開発を行います。主として磁場閉じ込め型核融合炉開発のための基礎研究、小型トカマク装置の実験、核変換のためのハイブリッド炉の検討、レーザー計測器等の開発研究を行いながら、社会的受容性の高い核融合炉の検討を進めていきます。また、核融合以外のエネルギー開発や物理基礎実験も手掛けます。写真は,ヘリカル磁場のプラズマ位置安定化作用を検証するために製作した小型トカマク装置。

小栗 慶之 研究室 研究室HP
yoguri「@」lane.iir.titech.ac.jp TEL: 3071 北2-626 〈主:電気、副:融合〉

レーザーや衝撃波などを用いて発生した高密度プラズマ標的に加速器からの高速イオンビームを入射し、将来の核融合や高エネルギー密度科学に関係したイオンビームとプラズマの相互作用について調べます。また大気・土壌・水質汚染などの地球環境問題に関連した試料にイオンビームを照射し、発生するX線・荷電粒子線を測定して精密元素分析を行う手法や、イオンビームを金属標的に当てて発生したX線を利用した医療用診断・治療技術の基礎研究も行います.写真はメンテナンス中の1.6 MVタンデム型静電重イオン加速器。

小原 徹 研究室 研究室HP
tobara「@」lane.iir.titech.ac.jp TEL: 2380 北1-208 〈主:融合〉

未来の原子力システムと福島第一原子力発電所の安全な廃止措置のための研究を行っています。原子力システムの研究では原子炉の原理に立ち返り真に社会のニーズに応える原子力システムはどのようなものかを追求しています。また同時に福島第一原子力発電所廃止措置における燃料デブリ取出し時の臨界安全に関する研究にも取り組んでします。研究室保有のサーバーや大学のスーパーコンピューターを駆使し、さまざまな数値シミュレーションを行いこれらの研究を進めています。

片渕 竜也 研究室 研究室HP
buchi「@」lane.iir.titech.ac.jp TEL: 3378 北1-311 〈主:融合〉

(中性子捕獲反応の研究)
核変換システムおよび宇宙元素合成で重要な中性子捕獲反応の研究を行っている。本研究所のペレトロン加速器、および大強度陽子加速器施設(J-PARC)で実験を行っている。
(ホウ素中性子捕捉療法のためのオンライン線量イメージングシステムの開発)
ホウ素中性子捕捉療法における患部および患部周辺の吸収線量をオンラインで評価するためにイメージングシステムを開発している。このシステムにより、今まで実測できていなかった、治療中の吸収線量評価が個々の患者についてオンラインで測定可能となり、BNCT照射条件の決定やBNCT治療効果の評価精度向上に貢献できる。

加藤 之貴 研究室 研究室HP
yukitaka「@」lane.iir.titech.ac.jp TEL: 2967 北1-302 〈主:応化、副:融合〉

原子力エネルギー、再生可能エネルギー、未利用エネルギーの有効利用のための革新的なエネルギー変換・貯蔵、エネルギーシステム技術を開発し、省エネルギー、地球環境保護への貢献を目指しています。化学反応を用いた高効率エネルギー技術を開発し二酸化炭素排出の少ない、次世代低炭素エネルギー社会の実現を検討しています。テーマとして化学蓄熱、ケミカルヒートポンプ、水素エネルギーシステム、炭素循環エネルギーシステムがあり材料開発から装置開発、システム評価に至る研究を進めています。写真は酸化マグネシウム/水系ケミカルヒートポンプ試験機。

木倉 宏成 研究室 研究室HP
kikura「@」lane.iir.titech.ac.jp TEL: 3058 北2-225 〈主:機械、副:融合〉

軽水炉・高速炉・将来型炉などのプロセス制御技術・計測技術・診断技術をベースに、原子炉の安全性向上と高度化に関する研究を行っています。近年では、東日本大震災及び原子力災害によって失われた被災地復興を目指した新学術領域「復興学」の構築、原子力エネルギーと再生可能エネルギーの共生に関する研究や、ロボットを活用したリモートセンシング技術開発およびオンサイトAIプラント診断に向けた探傷式AR超音波流動モニタリング技術開発(右図)など先進的な原子力熱流動計測技術の研究開発を推進しています。

小林 能直 研究室 研究室HP
ykobayashi「@」lane.iir.titech.ac.jp TEL: 3075 北2-328 〈主:材料〉

長期間にわたり、原子炉や原子力システムの安全性を担保するための信頼性・健全性の高い金属材料に関する研究を行っています。また、過酷事故後の原子炉内の破損状況を知るために必要な燃料・制御棒デブリと炉心構造材料との反応に関する研究を行っています。核燃料被覆材や原子炉容器などの金属材料中の微量不純物元素である酸素、リン、窒素などの極低減化・厳格制御を行うことで、高温・高圧・高放射線環境下での耐劣質化性能向上が期待できます。また、苛酷事故で溶融したデブリを廃炉に向けて取り出すには、炉心支持盤などの構造物の破損状況の把握が重要です。U-Zr-O系融体とステンレス鋼の反応速度を知ることで、これが可能となります。取り出した燃料デブリを安定的に処理する方法についても検討を行っています。右は高温実験用のスーパー カンタル炉。

近藤 正聡 研究室 研究室HP
kondo.masatoshi「@」lane.iir.titech.ac.jp TEL: 3065 北2-226 〈主:機械、副:融合〉

エネルギー資源枯渇の課題解決を目指し、国内外の研究機関と協力して核融合炉先進液体金属ブランケットシステムや液体重金属冷却型高速炉に関する研究を進めています。リチウム(Li)、鉛(Pb)、錫(Sn)、リチウム合金(Pb-Li、Sn-Li)、鉛ビスマス合金(Pb-Bi)等の液体金属流体が原子炉内で優れた特性を発揮できるように、液体金属流体の高性能化や構造材料との材料共存性改善を目指して体系的な研究を行っています。(写真は、流動する液体Pb-Li合金中で腐食した低放射化フェライト鋼の表層組織が流れにより破壊される様子を示しています。)

相樂 洋 研究室 研究室HP
sagara「@」lane.iir.titech.ac.jp TEL: 3074 北2-321 〈主:融合〉

原子力エネルギー活用の基盤である核安全・核セキュリティ・核不拡散(3S) の一体向上のための科学・技術を研究しています。自然災害やテロ等による外的脅威への固有耐性を有する燃料の研究や、核兵器転用が困難な高い核拡散抵抗性を有する原子力システム研究を行っています。また、福島第一原子力発電所の安全で迅速な廃止措置に貢献することを目指し、燃料デブリに含まれるランタノイドからの高エネルギーγ線を測定し、随伴するウラン・プルトニウム量を推定する簡便な非破壊測定手法研究開発を日本原子力研究開発機構と共同で行っています。また、災害時の迅速で効果的な対応策に貢献するため、環境動態解析と意思決定のインターフェース開発を行っています。

鷹尾 康一朗 研究室 研究室HP
ktakao「@」lane.iir.titech.ac.jp TEL: 2968 北1-205 〈主:応化、副:融合〉

ウランを初めとしたアクチノイド元素および関連する様々な核種の錯体化学・溶液化学的挙動を実験・理論の両面において基礎から理解を深めると共に、特殊反応場を与えうるイオン液体やマイクロ波化学の原子力化学プロセスにおける可能性を開拓しています。これにより、使用済み核燃料再処理技術の先進基盤研究、放射性廃棄物処理・処分における核種分離技術開発、ウラン資源有効活用法探索のための触媒機能創出、福島事故復旧・廃炉に向けた除染技術開発など、より整合性ある核燃料サイクル実現への貢献を目指しています。右図はウラン選択性沈殿剤によって形成される一次元鎖硝酸ウラニル錯体の結晶構造。

竹下 健二 研究室 研究室HP
takeshita「@」lane.iir.titech.ac.jp TEL: 3845 北1-456 〈主:融合〉

エネルギーの安定供給と持続可能な低排出社会の構築を目指し、化学工学・材料工学・有機合成化学の手法を基礎とした資源保全型リサイクル技術の研究を行っています。特に原子力における核燃料サイクル中の核廃棄物処理において、処分時間の短縮や廃棄物量の削減が期待される、マイナーアクチニド(MA)や発熱性元素(Cs, Sr)等の放射性核種分離技術の確立を目指し、金属配位子の設計・合成、機能性材料の創成・解析、分離システム構築・分離装置開発を行っています。

千葉 敏 研究室 研究室HP
chiba.satoshi「@」lane.iir.titech.ac.jp TEL:3066 北1-307 〈主:融合〉

原子力は中性子が媒介して生起する核反応を制御して物質の質量をエネルギーに変換する技術ですが、原子燃料となるウランやトリウムの起源は宇宙で起きる中性子核反応です。我々は原子力を核反応基礎工学と捉え、その基礎となる原子核反応を理解し、それにより原子力の安全性を高め、新しい応用の可能性を探り、さらに自然を理解するための研究を理工融合の視点の下で行います。主として理論、計算科学的な研究を行いますが原子力機構グループと協力して核分裂性核種を取り扱う高度な物理実験も視野に含みます。PHITSと呼ばれる汎用粒子線輸送シミュレーションコードの応用と高度化も重要なテーマです。

塚原 剛彦 研究室 研究室HP
ptsuka「@」lane.iir.titech.ac.jp TEL: 3067 北1-203 〈主:応化、副:融合〉

安全な放射性廃棄物処理・処分技術の確立は世界的に重要な課題です。我々は、核廃棄物の減容化や、放射性核種(アクチノイドやレアアース・レアメタル等)の分離回収・リサイクルを可能とする、“シンプルで環境負荷の無い原子力化学システム”の創成を目指して、「機能性ナノ材料(フォトニック結晶等)を用いた核種センシング」「感応性高分子や超臨界流体を媒体とした無廃棄物型分離」「マイクロ・ナノ化学チップによる高速分離分析」及び「これらの廃止措置・除染や放射性医療への応用」に関する研究に挑んでいます。写真は、フォトニック結晶ポリマーによるSrセンシングの様子。

筒井 広明 研究室 研究室HP
htsutsui「@」lane.iir.titech.ac.jp TEL: 3465 北2-422 〈主:融合〉

エネルギーを発生させる核融合研究と、エネルギーを蓄積する超伝導磁気エネルギー貯蔵研究を行っています。磁場と応力の関係を表す「Virial 定理」に基づき、強磁場を発生するように最適化されたコイルを理論的に見出し、それを用いた小型核融合実験装置と超伝導磁気エネルギー貯蔵装置を製作し、実証実験も行っています。また、理論モデルや計算機シミュレーションによる、プラズマの平衡、安定性、閉じ込めの研究も行っています。写真はvirial定理を実証した超伝導コイル。

長谷川 純 研究室 研究室HP
jhasegawa「@」lane.iir.titech.ac.jp TEL:3070 北1-305 〈主:融合〉

プラズマ・イオンビーム理工学を基盤として様々な量子ビーム(イオン、クラスター、中性子、光)の生成や制御に関する基礎研究から、量子ビームをエネルギー問題の解決や社会の安心安全の実現に役立てるための応用研究まで幅広く展開しています。次世代の量子ビームとして期待される巨大クラスタービームの高効率生成技術、爆発物検知や橋梁等の非破壊検査のための小型核融合中性子源、慣性核融合のドライバー加速器のための大強度ビーム源などの開発研究を精力的に行っています。図は開発中の慣性静電閉じ込め(IEC)型中性子源。

林崎 規託 研究室
nhayashi「@」lane.iir.titech.ac.jp TEL:3055 北2-673 〈主:融合〉

イオンや電子などの荷電粒子ビームにエネルギーを与える加速器を中心に、理論やシミュレーションによる洞察、3次元デザインによる可視化、高い信頼性のための精密加工技術の探求、自らの手による実験、これらを調和させながら一貫的に取り組んでいます。基礎科学だけでなく、社会発展にも貢献する加速器科学技術の構築をめざし、共同研究や産学連携も積極的におこなっています。 例えば、小型線形加速器を用いたBNCT(ホウ素捕捉中性子療法)がん治療照射システムの開発など医療分野への応用、テーブルトップ型陽電子加速器(写真)などの研究を進めています。また、放射線セキュリティ研究にも取り組んでいます。

原田 琢也 研究室 研究室HP
t_harada「@」ne.titech.ac.jp TEL:3292 北1-407 〈主:応化、副:融合〉

CO2を大気中に排出せず、持続可能なエネルギー利用を実現する、次世代の “低炭素エネルギーシステム” の確立を目指した研究を行っています。深刻な地球温暖化を引き起こす廃棄物であるCO2の排出量を削減し、そしてそれを、原子力、そして再生可能エネルギーの安定的利用を可能とする、新しいタイプのエネルギーキャリアとして活用していくことが出来るように、低コストCO2分離回収法、カーボンフリー水素合成法、そして、高効率の電気化学CO2変換法をはじめとする、新しい環境・化学プロセスについて、材料開発とプロセス設計の両側面から技術探求しています。

松本 義久 研究室 研究室HP
yoshim「@」lane.iir.titech.ac.jp TEL:2273 北1-210 〈主:融合〉

放射線は生体の遺伝情報を担う物質、DNAにさまざまな損傷を与えます。その中で最も重篤で、細胞あるいは個体の運命に最も密接に関わると考えられているのが、DNA二重鎖切断です。本研究室では、分子生物学、生化学的手法を駆使して(右図)、生体がDNA二重鎖切断を認識して、修復したり、他の生体防御反応を引き起こしたりするメカニズムを分子の言葉で理解することを目指しています。その応用によって、例えばがんの治療効果、正常組織への副作用などを予測したり、コントロールしたりできるようになることが期待されます。

吉田 克己 研究室 研究室HP
k-yoshida「@」lane.iir.titech.ac.jp TEL: 2960 北2-221 〈主:材料〉

セラミック材料は、耐熱性、耐食性、耐摩耗性等の優れた特性を有するため、金属材料の適用が困難とされる苛酷環境下での適用が期待できる魅力的な材料であり、原子力・核融合分野、エネルギー・環境分野、宇宙航空分野等におけるキーマテリアルとして注目されています。セラミック材料を部材として適用するためには、部材としての信頼性の向上に加えて、それぞれの用途に応じた特性・機能付与を図る必要があります。本研究室では、ナノ、ミクロあるいはマクロレベルでの微構造制御に基づく信頼性の向上や特性・機能付与に注目し、原子力・核融合分野等の苛酷環境下での適用を目指した先進セラミック材料の開発を行っています。図はセラミックス基繊維強化複合材料の微構造SEM写真。

池上 雅子 研究室 研究室HP
maike「@」ne.titech.ac.jp   TEL: 2667 西9-902 〈副:融合

技術安全保障、核セキュリティ、核不拡散・軍備管理、先端技術研究開発政策分析など社会科学系の専門です。原子核エネルギーの応用が原爆を開発したマンハッタン計画に始まったことから明らかなように、原子力や核物質の扱いには潜在的核兵器並みの厳格さが求められます。世界的な国際安全保障研究所Harvard Kennedy School Belfer Center for Science and International Affairsには核兵器、核エネルギー、核不拡散や核軍縮などに関する政策分析を行うManaging the Atom Project がありますが、東工大でも原子力関連の政策分析や核セキュリティ・核不拡散問題のダイナミズムの分析、原子力と新しい社会経済システム構想の構築など、社会科学的知見を併せた複合領域的な研究プロジェクトの立ち上げを目指しています。

ANNA GUBAREVICH 助教
gubarevich.anna「@」lane.iir.titech.ac.jp TEL:2960 北2-221 〈主:材料〉

軽量で効果的な電磁波遮蔽材料や固体潤滑剤、ナノフルーイドの材料として、ナノダイヤモンド、オニオンライクカーボンを中心にした様々な炭素ナノ材料の研究に取り組んでいる。最近では、新規ナノ層構造三元系炭化物の合成及び2D炭化物の合成に関する研究を行っている。

石塚 知香子 助教
chikako「@」lane.iir.titech.ac.jp TEL:2955 北2-358 〈主:融合〉

ウランをはじめとするアクチノイドの核分裂機構は原子力システムの根幹をなすにも関わらず、核分裂生成核種の分布や安全性の確保に欠かせない中性子の挙動に未だ解決されない部分が残されている。これらの情報は核データとして原子炉の安全性確保のみならず、廃止処置や核変換システムの評価にも利用されている。そのため実験の困難な領域に対して予言力のある理論を用いた評価が欠かせない。我々は最新の物理に基づく核反応理論モデルを開発しながら、核分裂機構の解明および核データの精度向上に取組んでいる。図は4次元ランジュバン模型で求めた全運動エネルギーの質量数分布を等高線で示したもの。

澤田 哲生 助教
tetsuo「@」lane.iir.titech.ac.jp TEL: 3062 北1-409 〈主:機械〉

原子力の利用推進と社会との接点にある問題の“見える化”と、その問題解決のための方法論の開発と実践に取り組んでいます。原子力の研究開発が産声を上げた1954年から60年余りが過ぎて、色々な側面に制度疲労が出て来ています。60年を節目にした「原子力研究開発パラダイム(考え方や認識の枠組み)」の再構築を目指しています。具体的には、多価値化する現代社会における核エネルギーの位置づけの再点検、原子力ムラの構造分析、原子力の推進vs.反対という二項対立の枠組みを越えた対話の実践、中高校生に向けた放射線や原子力の情報提供(出前授業)などです。

島田 幹男 助教
mshimada「@」lane.iir.titech.ac.jp TEL: 3703 北1-211 〈主:融合〉

生まれつき放射線に対して感受性が高い遺伝病は放射線高感受性遺伝病として分類されます。我々はそれら遺伝病を分子レベルから解析し、発症原因の解明に取り組んでいます。また、放射線高感受性遺伝病は高い発癌性や神経発生異常を併発することが多いために、それらの原因を突き止めるために中心体やDNA修復機構の分子メカニズムの解明を目指しています。これらの研究結果は抗癌剤開発にも寄与することが期待されます。写真はDNAやタンパク質実験を行う生化学実験室の様子です。

髙須 大輝 助教
takasu.h「@」lane.iir.titech.ac.jp TEL: 3865 北2-327 〈主:応化〉

原子力エネルギーの利用高度化のため、私はエネルギー変換・貯蔵技術の一つである化学蓄熱システムの開発を行っています。化学蓄熱では材料と反応により利用可能な温度域が決まってしまうため、それぞれの温度域毎に開発が必要となります。具体的には、材料レベルでの開発や、よりスケールアップした充填層反応器での開発、最終的なシステム設計など総合的な開発を進めています。 私が所属する加藤研究室ではその他にも高温で動作可能な電解セルや、水素製造に必要な水素透過膜の開発等、核熱多目的利用のための幅広い研究が行われています。エネルギーに興味のある学生さんは是非加藤研究室まで!

高橋 秀治 助教
htakahashi「@」lane.iir.titech.ac.jp TEL:2377 北2-227 〈主:機械〉

原子炉の安全性向上と高度化を目指した原子力熱流動の研究や原子炉施設の廃止措置、廃棄物処理・処分、除染、福島復興等に関する研究を行っています。近年、特に、福島第一原子力発電所の廃止措置における燃料デブリ取り出しに関連した研究として、本学工学院機械系および学外研究機関と共同でロボットを用いた流れ場やデブリの性状把握などロボット遠隔計測技術の開発に活発に取り組んでいます。また、熱流動に関連した研究として、太陽熱利用・太陽光発電など再生エネルギー利用に関する研究も行っています。図は熱流動試験およびロボット遠隔計測試験の試験設備。

中瀬 正彦 助教
m.nakase「@」lane.iir.titech.ac.jp  TEL: 3846 北1-404 〈主:融合〉

世界的な課題である使用済み核燃料再処理、放射能汚染からの環境回復、廃家電製品からの有用希少元素回収など、その技術の根幹となるのが“分離科学”と呼ばれる技術・知的体系です。私は“分離科学”について“化学的手法”と“機械工学的手法”のアプローチにより核のゴミの問題解決に取り組んでいます。化学的性質の類似したランタノイドからのマイナーアクチノイドを分離のための有機配位子や吸着剤の合成、その性能・物性評価、これらを高度利用のための抽出器設計とプロセス開発も行っています。現象論からアプリケーション開発までのシームレスな研究を展開します。写真は抽出器内の油水分散流動の観察と解析結果例です。

西山 潤 助教
jun-nishiyama「@」lane.iir.titech.ac.jp TEL: 3849 北1-257 〈主:融合〉

持続性、安全性、経済性、核不拡散抵抗性の特性を兼ね備えた革新的原子炉としてCANDLE燃焼方式の原子炉がある。天然ウラン燃料の初期炉心から加速器中性子源によって臨界状態(定常炉心)となる燃料転換方法について解析している。また冷却液体の重力移動や自然循環、大気の自然対流のような基本的な物理法則により原子炉の冷却機能が保たれる安全機能についても研究を行っている。

安井 伸太郎 助教
yasui「@」lane.iir.titech.ac.jp TEL: 3060 北2-324  〈主:材料〉

我々の生活を担っているエネルギー材料やそれらに付随するデバイスに関する研究を行っております。電子デバイスのみならず、電気自動車やシステムキッチンなどの普及によって、電気エネルギーへの需要が日々着々と増加しています。そのエネルギーを安全安心につくり出し、それを貯蔵するための“道具”である材料は今後益々発展が必要です。基礎的な視点より材料を新しく創り出し、今までにない世界を切り開いていきたいと思います。 右写真はリチウムイオン電池用正極材料LiCoO2薄膜をパルスレーザ体積法にて成膜しているところ。

舩坂 英之 特定教授
funasaka.hideyuki「@」ne.titech.ac.jp 〈主:融合〉 (株) アトックス

次世代型ガラスマトリックス材の開発次世代型燃料サイクルの高レベル廃棄物処理においては、優れたガラスマトリックス材が必要となる。第一段階として、その構造と金属イオンの酸化・還元反応の関係を明らかにする。ガラス中の酸素の基礎反応(O0(架橋酸素原子)+O2-(自由酸素イオン)→2O-(非架橋酸素イオン))に着目し、EXAFS(微小吸収端スペクトル)測定、NMR(核磁気共鳴)測定等の結果からガラス中のこれらの酸素とFP元素(金属イオン)との反応を明らかにすることを目指す。

小山 真一 特定教授
koyama.shinichi「@」jaea.go.jp TEL:0246-35-7856〈主:融合〉(国)日本原子力研究開発機構

使用済み燃料中には、ウランやプルトニウム、アメリシウムなどのアクチノイドに加え、近年、資源戦略物質として重要度を増す希土類や白金族などが含まれています。そこで、照射後試験施設等を利用して使用済み燃料中に含まれるアクチノイド及び核分裂生成物の化学分離及び分析技術を研究します。化学分離したこれらの元素・核種の処理、原子炉で核変換する方法、さらには原子力レアメタルとして利用するための方策を考えてゆきます。(写真:放射性核種の分析が可能なグローブボックス型ICP-質量分析装置)

竹内 正行 特定准教授 
takeuchi.masayuki「@」jaea.go.jp TEL: 029-282-1111〈主:融合〉(国)日本原子力研究開発機構構

次世代の核燃料サイクルの確立を目指した再処理機器の研究開発を進めています。この中で工学的に重要な要素の一つが材料腐食の問題です。再処理工程では硝酸溶液を取り扱うため、厳しい腐食環境が形成され、写真に示すように、耐食性に優れたステンレス鋼でも粒界腐食を生ずることがあります。そのため、適切な材料選定に必要な腐食研究が求められます。バックエンド技術は核燃料サイクルの要であり、放射性廃棄物の問題解決に貢献する枢要技術です。私たちは機器開発を通して、次世代のバックエンドシステムの構築を目指しています。