ボランティア活動
活動場所:福島県南相馬市小高区
活動期間:2014年2月7日(金)~2月9日(日)
修士2年 川合康太 |
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ボランティアセンターが募集しているボランティア活動に参加し、福島県南相馬市小高区のお宅で、原発事故で被害を受けた屋内外の清掃、片付け、ゴミの分別・搬出を行った。小高区では2012年4月に警戒区域が解除され、住民が自由に出入りできるようになった。しかし、宿泊することは許されず一時的な帰宅のみが許可されている。東日本大震災に伴い引き起こされた福島第一原子力発電所事故の1年後に警戒は解除されたものの、住宅内の家具は雨漏り等により腐っており、また東日本大震災そのもので壊れた物も多数存在している。復興が進んでいないことで腐敗している家具が放置されている一方で、腐敗していないものを廃棄してしまうといった現状を知り、行政のムダを感じた。
南相馬市は平成28年4月に小高区の住民の居住ができるよう復興作業を行うことを発表しているが、現地の住民はライフライン(水道等)の復旧を最も心配しており、帰ってきたいと思っている住民の割合は5割以下ということだった。(修士2年・川合康太)