アジア研修(マレーシア)に行きました
場所:マレーシア・イスラム科学大学、マレーシア原子力庁、原子力許認可委員会、
在マレーシア日本国大使館
期間:2015年8月16日~22日
今回、アジア研修の舞台となったのは東南アジアの中心に位置するマレーシア。道場学生3名が「原子力科学、技術及びエンジニアリングに関する2015国際会議(International Nuclear Science, Technology and Engineering Conference 2015 (iNuSTEC2015))」に参加してきました。また、滞在中はマレーシア原子力庁、原子力許認可委委員会、在日本国マレーシア大使館なども訪問し、短期間ながらも中身の濃いアジア研修となりました。
▼8月17日~19日にかけて、マレーシア原子力学会とマレーシア・イスラム科学大学が共催したiNuSTEC2015が開催されました。学生たちはポスター発表のほか、現地の学生を交えて、グループごとに医療利用・3S(Safety/Security/Safeguards)・放射性廃棄物について学生セッション(ディスカッション)を行いました。また、ポスター発表では修士2年の河内拓也くんの「Development of ultrasonic measurement system for fuel debris inspection」が見事金賞を受賞しました。
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学生セッションの様子 | 金賞を受賞した河内くん |
▼国際会議が終了した翌日、一行はマレーシア原子力庁を訪問しました。Huhd Noor Yunus副長官よりスライドとビデオを用いて同庁の歴史と変遷について説明を受けた後、TRIGA炉を視察しました。マレーシア原子力庁を後にして向かった先は、原子力許認可委員会。旧原子力庁(UTN)の規制部門が1985年に独立して現在の委員会として設立された組織です。学生は委員会の役割を学ぶと同時に、緊急対応時の設備視察や簡単な実習(作業員の汚染箇所の特定や非破壊検査用放射線源の回収訓練等)も行われました。
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副長官より説明を受ける | 原子力許認可委員会にて |
▼アジア研修の仕上げとして、在マレーシア日本国大使館を訪問する機会にも恵まれました。光栄にも兒玉公使よりご挨拶を頂戴し、大使館が果たす役割やマレーシアについて幅広いお話を伺うことができました。その他、参事官よりマレーシアの経済情勢や教育事情についても詳しくご説明をしていただきました。
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日本国大使館に到着 | 兒玉公使を囲んで |