第20回道場講話
活動場所:環境エネルギーイノベーション棟(多目的ホール)
活動日:平成28年5月11日(水)
第20回道場講話は、3.11の震災時に東京電力福島第一原子力発電所の5号機と6号機でユニット所長をされていた原燃輸送株式会社 代表取締役社長の吉澤厚文氏に「原子力における緊急時対応の教訓」についてご講演をしていただきました。
震災発生時の発電所内ではいったい何が起きていたのか、事故対応に不眠不休で追われる過酷な状況下、どのような判断を下し指揮を執ったのか、さらには緊急時対応の教訓や事故の分析などを 分かりやすく説明してくださいました。
講話後に開催された道場学生との懇親会では、種々雑多 な質問にも気さくに答えてくださった吉澤氏。 緊急時に臨機応変に対応できるのは他ならぬ人間であり、そのための 柔軟な行動力を体得するためには、学生時代から さまざまな機会に触れ、トレーニング を 積み重ね ていくことが大切とのこと。 事故の経験を正しく伝えるため、今も日々勉強を続けている氏の姿に道場学生たちは鼓舞され、 多くを学んだ道場 講話となりました。