Home >ニュース・広報:ニュース >第4回国際シンポジウム・セミナーを開催しました
ニュース
第4回国際シンポジウム・セミナーを開催しました
2015.3.19
平成27年2月17日(火)~26日(木)にかけて、第4回国際シンポジウム・セミナー”The 4th International Symposium and Seminar on Global Nuclear Human Resource Development for Safety, Security and Safeguards -Nuclear Safety in the Post-Fukushima Era-”を開催しました。原子力災害を未然に防ぎ、緊急時に対処できるグローバルな人材の育成を目的として毎年開催される本シンポジウム・セミナーでは、3S(安全、セキュリティ、核不拡散)をテーマに掲げています。今年は3Sの中でも特に「安全」に主眼に置き、様々な講演や質疑応答、グループディスカッション等が活発に行われました。
今年はセミナー期間中に参加学生たち(学生・若手研究者)や講師が福島第一、第二原子力発電所を訪問し、1~4号機の現状と今後の対応や課題等について現地職員の方と意見交換する場が設けられました。現場の声を聞くことで、参加学生たちは大きな刺激と感銘を受けたようです。
翌日には21世紀の森公園(福島県)にて放射線計測を実施いたしました。あらかじめ東京で放射線量を測定していた学生たちは、福島県内での測定結果と比較検討することで、それぞれの視点から福島の現状を把握することができました。
会期後半のセッションでは、参加学生たちを6つの地域と国に分け、「安全文化に及ぼす国の要因」について討議を行い、グループごとに発表を行いました。また、地域と国を混在させた6つのグループに個別のテーマを与え、2日半にわたり「なぜそう考えるか」を掘り下げて討議、発表、質疑応答をさせるなど、参加学生たちにとって内容の濃いセッションとなりました。
国内外から原子力界を担う講師陣や学生たちを招へいし開催された本シンポジウム・セミナーは、一般参加者も含めると総勢130名以上の方にご参加いただき、今年も盛会のうちに幕を閉じることができました。
開催場所:東京国際交流館 プラザ平成、グランパシフィックホテルLe台場