令和7年3月博士課程修了予定者(25条適用)論文発表会
令和7年12月17日(火) 会場: 大岡山北2号館6階会議室 | |||
開始時刻/ 終了時刻 |
発表者氏名 | 主査 | 論 文 題 目 |
14:00 16:00 |
三島 理愛 | 中瀬 正彦 | 次世代核燃料サイクルの再処理工程におけるフェロシアン化アルミニウムを用いたPGM、Mo分離の導入による高レベル放射性廃棄物の処分負荷低減に関する研究 |
将来の核燃料再処理では、高発熱性元素のマイナーアクチノイド(MA)、ガラス溶融炉の運転に影響を及ぼす白金族元素(PGM)、ガラス固化体品質を悪化させるMoの濃度の増加が想定され、これらの分離による再処理プロセスの合理化、放射性廃棄物減容化、処分負荷低減が期待される。本研究では無機収着材フェロシアン化アルミニウム(AlHCF)を用いた高レベル廃液からのPGM、Mo分離を検討した。AlHCFの合成、物性評価、模擬高レベル廃液での収着実験結果を反映したプロセス諸量評価を実施し、燃料1 tHMの使用済燃料の再処理にMA分離と100 kgのAlHCFによるPGM、Mo分離の導入により処分場面積を最大で4%にまで削減可能であることを示した。 |