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センター活動
■国際活動


2. モンゴル国への協力

2.3 モンゴル政府及びモンゴル国立大学の訪問とその報告会

 2006年9月関本センター長はモンゴル国立大学及びモンゴル政府を訪問した。9月9日ウランバートルに到着し、翌日(日曜日)Davaaモンゴル国立大学副学長の案内で市内及び郊外の視察を行った。ウランバートルではスモッグをなんとかするため、原子力の利用を考えているということであった。冬の暖房用の石炭使用が悪い結果を招いているということである。関本センター長からはまず熱供給炉のようなものを考えるのが良いのではないかという提案を行った。


スモッグに煙るウランバートル(南の小山の上から)

 9月11日(月)午前中はモンゴル国立大学学長と会談し午後は政府宮殿で国会議員数名と会談した。午後はモンゴル国立大学で関本センター長が小型炉に関する講演を行った。

  9月12日(火)午前中は、政府宮殿でモンゴル国首相との会談、及び文科省にて文部科学大臣兼原子力委員長と会談した。首相はエネルギー問題とスモッグ対策としての原子力利用の話、原子力開発体制及び原子力教育といったことで現状と期待が述べられた。関本センター長は原子力開発は原子炉を建てるということだけでなく、法整備や規制組織の整備をしなければならないし、なによりもこれらに必要な人材の育成をしなければならないと述べるとともに、ウランバートルの現状を見させていただいたところ、発電よりも熱供給の方が適切に思うといったことを述べた。首相は非常に関心を示され、モンゴルの専門家にも詳しく話をしてほしいと言われた。また教育の重要性は重々承知しておられ、モンゴル国立大学に対する東工大の今後の協力を依頼された。午後はモンゴル国立大学の原子核研究センターを見学した。

  モンゴル視察報告は10月6日に開催されたCRINES報告会「モンゴルと原子力開発の将来 -モンゴル政府・モンゴル国立大学訪問報告-」で報告するとともに、「原子力eye」の記事として出版した。

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