2010年8月20日金曜日午後東工大原子炉工学研究所1号館1階会議室において標記セミナーが開催された。総勢20名を超える研究者・技術者の参加があり、この分野への関心の深さが伺われた。当日は、次の3つのテーマについて講演が行われた。
(1)超高燃焼度燃料研究に対する取り組み
東工大 中江 延男 (講演でのスライド)
(2)金属燃料の研究開発の現状と革新概念
電中研 尾形 孝成 (講演でのスライド)
(3)高燃焼度酸化物燃料の研究開発に関する現状
原子力機構 小澤 隆之
テーマ(1)では、超高燃焼度燃料研究の必要性、研究の進め方、現在までの照射実績などが紹介された。
テーマ(2)では、金属燃料開発の経緯と現状、電中研における開発の進展、金属燃料の革新概念が紹介された。
テーマ(3)では、FBRサイクルの研究開発計画、高燃焼度炉心・燃料に関する革新技術開発、高燃焼度酸化物燃料の物性・照射挙動が紹介された。
燃料に関するセミナーとしては今回が初回であったが、研究成果が得られたタイミングで再度開催したいと考えている。
|