研究リテラシー教育

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▼ イベント報告(2011年)

1、2月イベント

 ■ 教育フォーラム

文部科学省の大学教育改革プログラム関連の情報交換の場である、合同フォーラムが秋葉原コンベンション・ホールで開催されました。当プログラムも、1月25日のポスターセッション(秋葉原UDX2階アキバ・スクエア)で、ポスター展示を行い、パンフレットとNewsletterを用意し、教育に関心のある方々と議論する機会をもちました。


 ■ ドキュメンテーション・スキル

 後学期にネィティブにより3クラスでおこなわれました。教科書を用いて「モデル文」の予習を行い、授業では主にそれらのスキルを用いて「英作文」を実践しました。また、英語の論文構成を学び、各自の研究について英作文のスキルを用いて論文形式で発表論文にまとめました。何を、いつ、どこまで書くのか、論文の要件、論文が出版されるもでの手順・手続きなどについても学習しました。

 


 ■ 研究リテラシー

 授業では問題解決、結論導出に関わる講義と演習が行われました。また、研究の成果については、12月に中間成果発表会が行われました。教員からは、結果のまとめ方についても個別指導があり、それを踏まえて2月に最終成果発表会が開催されました。最後に、発表会時の教員のコメントを基に、研究成果報告書が見直され、一年間の研究リテラシー活動が修了しました。

 


 ■ 第3回外部諮問会議

 2月3日午後北1号館1階会議室にて、第3回の外部諮問会議が開かれました。今回は、前回会議後の運営状況につて説明とともに、プログラムの最終年度につき、GP-ATOMプログラムの成果のまとめにつても報告し、質疑応答を行いました。

 その結果、各委員からは計画以上の成果が得られたなどの評価をいただきました。

 

 

▼ イベント報告(2010年)

11、12月イベント

 ■ GP-ATOM講義第二
日程 テーマ 担当
1回目 相対論的量子化学に基づく原子力材料理工学 尾上順
2回目 高速炉燃料サイクルに求められる核種分離技術 竹下健二
3回目 ウランの溶液化学とその応用 池田泰久
4回目 重イオン慣性核融合用大強度ビーム線形加速器の新展開 服部俊幸
5回目 地球温暖化CO2主要因説をめぐる異論
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飯尾俊二
6回目 原子力システム特有の熱流体諸現象
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高橋実
7回目 イオン交換を用いた原子力中有用元素の分離技術
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鈴木達也

 

 ■ 研究リテラシー
 後学期のリテラシーは、前学期に設定した課題に対して、実質の研究活動に入りました。研究の進捗を支援するため、授業で課題解決のためのデータ分析の手法を学ぶとともに、12月に中間成果発表会を行って教員のアドバイスをもらいました。

 

10月イベント

 ■ 後学期講義開始

 後学期の授業が始まり、GP-ATOM関連では社会コミュニケーション科目群として、Documentation Skill、技術者倫理、社会的責任 が行われます。 また、後学期のGP-ATOM講義第二も始まりました。

○Documentation Skill
講師:ベルリッツ 自由が丘校

コースの概要

  1. 文章の基礎(パラグラフ、スタイル、表題)
  2. 文章作成手順
  3. 日本語と英語の文章構造の違い
  4. 叙述法(ハイフン、コロン、セミコロン等)
  5. 研究報告
  6. 定義/分類(明確化/分割・段階化)
  7. 問題/解決
  8. 原因/結果
  9. 発表論文作成(課題研究内容または学術的トピック)
  10. 発表論文フィードバック(Peer Review)
  11. 発表論文フィードバック(講師による)と発表論文完成
  12. 授業のまとめ

 

○技術者倫理
金沢工業大学・研究員  大場恭子先生

日程 テーマ 
1回目 どうして倫理問題が起きるのか 〜倫理問題を起こす人は悪者か?〜
2回目 倫理問題の解決法とその実践
3回目 組織の中の技術者・研究者 〜事例:チャレンジャー号事故〜
4回目 原子力と技術者倫理 〜安全文化の醸成〜
5回目 原子力関連事例
6回目 責任ある研究活動とは〜なぜ不正行為(捏造・改竄等)は行われるのか〜
7回目 まとめ

 

○社会的責任
駿河台大学・経済学部・教授  水尾順一先生

日程 テーマ 
1回目 組織と社会とNSR(Nuclear Social Responsibility:原子力の社会的責任)
2回目 セルフ・ガバナンスとインテグリティー
3回目 組織倫理の内部制度化とNSR
4回目 組織倫理の自浄的なヘルプラインとNSR
5回目 NSRの組織文化と社会の持続可能な発展
6回目 NSRの倫理的感受性を高めるケースメソッドT
7回目 NSRの倫理的感受性を高めるケースメソッドU

 

○GP-ATOM講義第二

日程 テーマ 担当
1回目 相対論的量子化学に基づく原子力材料理工学
尾上順
2回目 高速炉燃料サイクルに求められる核種分離技術
竹下健二
3回目 ウランの溶液化学とその応用 池田泰久
4回目 重イオン慣性核融合用大強度ビーム線形加速器の新展開 服部俊幸
5回目 地球温暖化CO2主因説をめぐる論争 飯尾俊二
6回目 原子力システム特有の熱流体諸現象 高橋実
7回目 イオン交換を用いた原子力中有用元素の分離技術 鈴木達也

 

9月イベント

 ■ 原子力学会・秋の大会でのGP-ATOM発表

 日本原子力学会2010年秋の大会が北海道大学で開催され、9月17日に、総論(教育)のセッションで、当プロジェクトの現在までの活動成果の報告を行いました。テーマは、
 東工大GP-ATOMの教育成果
 (1)マルチラボ・トレーニング       福澤、齊藤、井頭
 (2)基本コースワーク           田原、齊藤、井頭
 で、各コース室の教育コーディネータ(福澤、田原)が発表しました。

 当日の会場は、ほぼ満席の参加があり、教育への関心の高さが伺われました。

 GP-ATOMプログラムの具体的な実施状況などについて、15分ずつの発表と討議が行われました。

 参加者の皆様には熱心に聴講していただき、座長を含め他大学の先生や高専の先生方からも質問があり、活発な質疑応答が行われました。

 

7、8月イベント

 ■ GP-ATOM講義第一

 4回目は、齊藤教授から「核不拡散」という題目で、核管理の安全に関する基本的な解説がありました。 特に、研究者・技術者の使命である科学技術的側面から核不拡散の仕組み作り、核物質管理の取組みついての説明が行われました。

映像等も使用して講義 講義後の質疑

 5回目は、赤塚准教授から「プラズマ計測の基礎 〜プローブ計測と分光計測〜」という題目で、プラズマの応用例から計測・診断に関する技術的な解説がありました。基本的なプラズマの状態を表す式の意味や、温度、密度を測るための基礎的な技術方式などについて、説明が行われました。

図を活用して、プラズマに関する複雑な式や現象を解説

 6回目は、松本准教授から「DNA損傷に対する生命防御機構の分子・細胞生物学」と題し、放射線が生体に影響するメカニズムについての説明がありました。DNA切断のセンサーやDNA末端の接合に関する物質などの性質や機能につき、先生の研究の一部も解説されました。

DNAの基本的な構造やそのキーとなる概念の解説

 前期最終回は、加藤准教授の「低炭素社会にむけての原子力の役割」の講義でした。経済発展と京都議定書の関係でのCO2排出制限の解説から、我が国の炭素安全保障、エネルギー媒体としての炭素の循環やカーボンニュートラルシステムと原子力との協調型循環システムの考え方についての説明がありました。

講義の様子 質問に対し詳細説明

 ■ 基本コースワーク プレゼンテーション・スキル 合同発表会

 小クラスに分かれてネイティブの先生から指導されてきたプレゼンテーション・スキルの一連の授業が終わり、7月末に発表実習が行われました。最後に、各クラスから先生の推薦で2テーマずつ選ばれ、8月の初めに国際学会を模した合同発表会が開催されました。授業でブラシユアップされたテーマ・内容を使って、口頭発表及び質疑が行なわれました。発表:12分、質疑:8分の時間配分で、参加者の学生から質問を受け、コース室の指導教員のコメントももらいました。 写真は、プレゼンテーション・スキルの最終講義(技術発表の実習)と合同発表会の様子です。

 聴講参加した学生は、各発表者ごとにパフォーマンスの評価シートを用いて採点をし、気付いた事項や参考になった点などのコメントも記入しました。

発表実習 合同発表会

 


 ■ 原子核工学研究リテラシー第一 課題発表会

 5,6月に行われた課題発見学習での研究計画書発表と質疑のあと、各学生はコメントを確認し、修正版を作成しました。さらに課題抽出学習、課題解決の方法および文書作成法の講義があり、それらを反映して計画書を再度見直し、7月末に課題発表会が開催されました。全員参加で、学生同士で質疑が行われ、さらに専攻の教員のコメントももらって、自分の取り組むべき課題を設定しました。

発表&質疑 教員のコメント

 発表会後、ポートフォリオ(習熟度点検)による指導教員との面談が行われ、個人毎に自分の研究テーマに関する相談をする機会を持ちました。



 ■ マルチラボの終了、研究室配属

 マルチラボ・トレーニングは4月より始まり3研究室をまわって、7月に終了しました。その間、訪問した各研究室のゼミや実験等に参加し、先生方と直接話す機会や研究室の雰囲気を感じることができました。暫定研究室は入学当時の希望で設定されていましたが、この時点でコース室の先生とも相談して配属希望研究室を確認しました。8月上旬に所属研究室が決まり、後期からは研究室での活動が本格的に始まります。

 研究室配属決定後、コース室の解散式が行われました。関係する先生方も参加して、歓談するひと時を持ちました。

代表の挨拶 先生も交えて盛り上がりました

 

6月イベント

今月のトピックスとして、基本コースワーク関連の一例を取り上げます。

 ■ 基本コースワーク プレゼンテーション・スキル

 昨年度に引き続き今年度も英語によるコミュニケーション力向上の教育として、前期にプレゼンテーション・スキル、後期にドキュメンテーション・スキルの授業を行うことになりました。プレゼンテーション・スキルは、神田外語キャリアカレッジからネイティブの先生により、国際会議の口頭発表およびポスターセッションにおける発表スキルを磨くことを目標にしています。

 4月より始まったプレゼンテーション・スキルは、3クラス(各クラス12名以下)に分かれて講義と実習が行われます。前半の45分で先生が当日の授業内容を講義し、後半の90分は実習として学生の発表や質疑応答などが行われます。写真は、6月に行われた第8回目の授業の「ビジュアルデザインと使用法」の様子です。スライドの設計ポイント、発表方法などのスキルを体得する授業が行われました。

  今期の講義計画は下記の内容からなっており、最後に国際会議を模擬した合同発表会も計画しています。

  • オリエンテーションと授業内容の説明、クラス分け
  • 発表の基礎
  • イントロダクションの構成
  • ボディーランゲージと声の音量
  • ジェスチャーとボイス・スキル
  • 話し言葉 対 書き言葉
  • 論理構成
  • ビジュアルデザインと使用法
  • 結論と要約
  • 質疑応答セッション
  • ポスターセッション
  • 最終発表
  • 合同発表会

 ■ GP-ATOM講義第一の開始

 6月より、基本コースワークのGP-ATOM講義第一が始まりました。通常の授業では触れる時間がないが、総合科学技術である原子力分野における幅広い専門的知識や最先端の研究に関する基礎知識を習得し、専門性を高めることが目的です。

 1回目は、嶋田教授の「今こそ革新的電力技術が必要、新エネルギーへの挑戦」という題目で、先生の研究テーマのうち、新しい電力制御法であるMERS等の紹介がありました。その発想のポイントや応用分野への取り組みの説明があり、実演も行われました。

 2回目は、木倉准教授の「原子力発電所のプロセス計装と超音波計測」について、発電所の原子炉出力アップに関する開発の説明がありました。プラント運転条件を改良できる高精度計器として、原子力学会でも検討・提言された新方式の超音波流量計の紹介が行われました。

 3回目は、小栗准教授の「第1種放射線取扱主任者への道」と題しての講義がありました。放射線の安全な取扱い及び障害防止の管理を行う国家資格についての説明と、昨年度の出題例を選んで演習形式で、必要とされる知識やその応用に関する解説が行われました。

今後の予定は、
4回目 齊藤正樹    核不拡散
5回目 赤塚洋     プラズマ計測の基礎〜プローブ計測と分光計測〜
6回目 加藤之貴    低炭素社会に向けての原子力の役割
7回目 松本義久    DNA損傷に対する生体防御機構の分子・細胞生物学

5月イベント

 ■ 研究リテラシー教育の開始

 今年度から正規の授業となった「原子核工学研究リテラシー第一」の状況をお知らせします。
4月は、序論で本講座の目的や今後の進め方の説明があり、以降情報知識リテラシーと創造思考法の認知科学的基礎の講義がありました。

 5月より、問題発見・課題設定学習として、受講生全員が作成した研究計画書の発表とそれに対する指導が行われています。

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 ここでは、暗黙的知識である創造思考の方法を会得してもらうため、授業で様々な工夫が行われています。その一つがITの利用です。発表者は、自分が作成した研究計画書の内容を発表する一方、教員は他の学生が発表に対して積極的に質問をするようにリードするとともに、時間内に質問できなかった学生に対しては各自が教室に持ち込んだ自分のパソコンでインターネットを介して「twitter」に質問やコメントを送ってもらい、教員はそれをリアルタイムに見ながら適宜コメントを返しながら活発な質疑をリードするようにしています。

 このようにして、学生全員が個々の研究計画書の良い点や修正すべき点を具体的に学びながら創造思考の方法の学習を行っています。

4月イベント

 ■ 入学式、オリエンテーション

 4月5日今年度新入生の入学式があり、6日に専攻の説明、7日よりGP-ATOMの詳細説明が行われました。今年度の修士1年の入学生は、昨年より5名増え、30名でした。


 ■ 新入生歓迎会

4月14日、院生会の主催で新入生歓迎会が行われました。新入生と教員および先輩の修士、博士課程の学生等が集まりました。所長および専攻長の挨拶があり、新入生の自己紹介や各研究室の紹介も行われて歓談を行い、活動のスタートを切りました。


 ■ 研究室(暫定)配属、コース分け、個人面談

今年度の新入生30名は、入学時の希望に従い暫定研究室が決められました。更にGP-ATOMの計画により、右の2コース室に分けられ、活動が始まりました。各コース15名の構成となりました。

原子核基盤コース 原子力工学コース
   
各コース室では、コースマネージャ、サブマネージャおよびコーディネータの先生と個人面談が始まりました。各学生は、大学での習得知識や興味ある専門分野、10年後の希望将来像などをポートフォリオにまとめ、今後の勉学に関する希望を説明しました。コース室は、個人の希望や適性を話し合い、履修カリキュラムの作成指導を行い、研究室での活動に関する質問、相談などを行う場となります。

 ■ 前期授業の開始

今年度の講義計画が発表され、GP-ATOM関連の授業では以下の予定が決まりました。GP-ATOMの柱である、基本コースワーク教育と研究リテラシー教育も開始されました。また、マルチラボ・トレーニングの予定、ポートフォリオ作成などの説明も行われました。


 ■ GP-ATOM講義第一                 北2号館5階輪講室
1回目 6/17 「今こそ革新的電力技術が必要、新エネルギーへの挑戦」 嶋田隆一
2回目 6/18 「原子力発電所のプロセス計装と超音波計測」 木倉宏成
3回目 6/25 「第1種放射線取扱主任者への道」 小栗慶之
4回目 7/2 「核不拡散」 齊藤正樹
5回目 7/9 「プラズマ計測の基礎〜プローブ計測と分光計測〜」 赤塚洋
6回目 7/16 「低炭素社会に向けての原子力の役割」 加藤之貴
7回目 7/23 「DNA損傷に対する生体防御機構の分子・細胞生物学」 松本義久

 ■ 原子核工学研究リテラシー第一 講義、演習         
  1. 序論
  2. 情報知識リテラシー
  3. 認知科学概論T
  4. 認知科学概論U
  5. 科学の考え方
  6. 問題発見学習T
  7. 問題発見学習U
  8. 問題発見学習V
  9. 課題抽出学習T
  10. 課題抽出学習U
  11. 課題抽出学習V
  12. 事例学習T
  13. 事例学習U
  14. 15.  課題発表会

 ■ プレゼンテーション・スキル 講義等計画    講師:神田外語キャリアカレッジ
  1. 授業内容説明、レベルチェック・クラス分け
  2. 発表の基礎
  3. イントラダクションの構成
  4. ボディーランゲージと声の音量
  5. ジェスチャーとボイス・スキル
  6. 話し言葉 対 書き言葉
  7. 論理構成
  8. ビジュアルのデザインと使用法
  9. 結論と要約
  10. 質疑応答セッション
  11. ポスターセッション
  12. 13.  最終発表

2月イベント

 ■ 第2回外部諮問会議の開催

 本年度GP-ATOM外部諮問会議が、2月上旬に大岡山キャンパスにて開催されました。
 会議では、GP-ATOM副代表の井頭委員より今年度活動の概要が報告され、続いて以下の活動のポイントについて担当教員から説明があり、さらに自己点検評価班からは活動の点検・評価の報告が行われました。

  1. マルチラボ・トレーニング
  2. 基本コースワーク
  3. 原子炉実習
  4. 研究リテラシー
  5. ポートフォリオ・マネジメント

 各報告についての質疑と意見交換が活発に行われ、最後に全体討論が行われました。

▼ イベント報告(2009年)

12月イベント

 ■ 研究リテラシーRA中間成果発表会

 研究リテラシー・ワークの進捗を踏まえ、活動の中間発表会が12月初めに行われました。各学生は、研究目的と研究計画方法の説明を行い、研究の進捗について発表をしました。出席した教員は、各学生と進捗状況や問題点に関するコメントを含めた質疑を行いました。また、今回は教員だけでなく、資料作成や発表、質疑のスキルアップも目的として同じグループの学生にも質問してもらい、今後の進め方の参考になるような議論をする時間をとりました。また、発表後に関係教員と学生の個人面談も行われました。

 各学生はコメントを受け、研究活動を加速、期末に成果報告書を纏めます

 

最終成果発表会予定 3月2日     9:30〜17:30 北2号館6階会議室
  4日 13:30〜15:30 北2号館6階会議室

10月イベント

 ■ 後期講義開始

 後期の授業が始まり、GP-ATOM関連では社会コミュニケーション科目群として、Presentation Skill、技術者倫理、社会的責任、が予定されています。 また、後期のGP-ATOM講義第二も予定されています。

○Presentation  Skill
講師:ベルリッツ 自由が丘校

  Presentation Practice Performance
  Placement Interviews Placement Interviews Hobbies/Interests Mini. Speech
Chap.1 Intro. to the Physical Posture & Eye Contact Practice & Preparation Informative Speech
Chap.2 Gestures Practice & Preparation Layout Speech
Chap 3 Voice Inflection Practice Demonstration Speech
Chap 4 The Introduction Textbook Exercises Presenting the Introduction
Chap 5 The Body:Usage Evidence Textbook Exercises Presenting Evidence & Support
Chap 6 The Body: Transitions & Sequencers Textbook Exercises Using Transitions
Chap 7 The Conclusion Textbook Exercises Summarizing
Chap 8 Introduction to the Visual Message Visual Aid Design Visual Aid Feedback
Chap 9 Explains Visual Aids Practice Presenting Visual Aids
  Review Practice & Revisions Practice & Revisions
  Final Presentations Final Presentations Feedback

 

○技術者倫理
金沢工業大学・研究員  大場恭子先生

日程 テーマ
1回目 原子力技術と社会
2回目 技術者にとっての倫理、倫理問題の解決法
3回目 事例:チャレンジャー事故
4回目 組織の中の技術者
5回目 事例:JCO臨界事故
6回目 責任ある研究活動とは
7回目 誇り高き科学技術者として

 

○社会的責任
駿河台大学・経済学部・教授  水尾順一先生

日程  テーマ
1回目 原子力の社会的責任(Nuclear Social Responsibility:NSR)の意義と重要性
2回目 セルフ・ガバナンスとインテグリティー
3回目 SRと組織倫理
4回目 SRの内部制度化と社会の持続可能な発展
5回目 自浄的な相談・通報体制の構築と組織ガバナンス
6回目 組織文化と倫理的感受性
7回目 倫理的感受性を高めるケースメソッド

 

○GP-ATOM講義第二

日程 テーマ 担当
1回目 古くて新しい炭素材料:新たな局面量子系への展開 尾上 順
2回目 地球温暖化とエネルギー 飯尾 俊二
3回目 原子力システム特有の熱流体諸現象 高橋 実
4回目 Generation Wと高速炉 関本 博
5回目 原子力工学におけるシミュレーションに期待されることとできること ニノ方 壽
6回目 重イオン慣性核融合用大強度ビーム加速器の新展開 服部 俊幸
7回目 電子顕微鏡によるセラミックス微構造の観察 矢野 豊彦

 

 ■ 工大祭

  10/24,25日に工大祭が開かれ、院生会が参加しました。M1の学生は、日頃のGP-ATOM活動の横の連携を発揮し、企画・運営に当たりました。GP-ATOM関連では、ポスター、パンフレットを用意し、また研究リテラシー教育の一環で、来場した一般の方にアンケートをお願いしました。

 原子炉工学研究所施設公開ツアー・展示は、井頭研、矢野研、高橋研、有冨研を案内しました。

  各研究室の学生が、参加者に研究活動の紹介を行い、質問にも対応して盛り上げ、見事、工大祭グランプリ2009・研究室公開部門の第1位を獲得しました。

   
井頭研 矢野研
   
高橋研 有冨研
   
 
第1位 (賞品をもらいました)  

 

9月イベント

 ■ 原子力学会・秋の大会

 9月中旬、日本原子力学会2009年秋の大会が仙台・東北大学で開催され、9月17日に、その総合講演・報告3として、当プロジェクト「個性を磨く原子力大学院教育システム(GP-ATOM)」の活動報告を行いました。
題目と講演者は、

(1) GP-ATOMプログラムの概要 (齊藤)
(2) GP-ATOMプログラムの狙い (井頭)
(3) 基本コースワークとマルチラボ・トレーニング (田原)
(4) 研究リテラシー教育とポートフォリオ・マネージメント (福澤)
 当日のD会場(座長:九州大学、工藤教授)では、約一時間半の上記講演と質疑が行われました。
講演、質疑と会場の様子

 

 ■ 原子核工学実験第一(学生実験) : JAEA

 9月下旬に日本原子力研究機構(JAEA)にて、M1の学生実験が行われました。

 JAEAの研修センターにて、@アナログ計算機による動特性実験、A中性子の減速・拡散実験など、BJRR-1シミュレータ実験、CNSRR炉物理実験、を行い、最終日には施設の見学(NUCEFおよびJ-PARC)を行いました。

 指導教員およびJAEA職員の指導の下、原子炉を操作し、データを取り、解析の実習をしました。

8月イベント

 ■ 研究室配属

 マルチラボ教育を終え、これから研究活動を行う研究室の希望の再確認が行われ、配属が決定しました。

7月イベント

 ■ 研究リテラシー課題発表会

 先に申請した研究計画書に対しての各学生の課題の発表会が、7月初めに行われました。各学生は、課題選定の理由や研究の方針など研究の進め方について発表を行い、審査した教員は各学生と主に課題の設定に関するコメントを含めた質疑を行いました。 また、自分の発表に対する教員のコメントを理解するだけでなく他者の発表とそれに対するコメントを参考にするため、全学生が参加しました。各学生は、研究計画を再度確認して、具体的な研究活動を開始しました。

 後期には中間発表と最終成果発表が予定されています。

6月イベント

 ■ 研究リテラシー計画書の作成とRA申請

 GP-ATOMの基本方針の一つである研究リテラシー教育が開始されました。

  研究リテラシー教育は、専攻で設定した大課題に対して、各学生が課題を分析し、問題発見と自分の課題を設定し、研究を実施するものです。今回、1年間という限られた時間内で研究成果を出すために手順を検討し、研究計画書を作成しました。

 各学生は、計画に従い、RA(Research Assistant)の申請を行いました。

今年度の共通大課題は以下のように設定されました。
1.原子力社会受容性向上方策
2.2020年のエネルギー戦略
3.ビーム・プラズマ・先端材料等の産業・医療応用普及方策


 ■ GP-ATOM講義第一

 GP-ATOM特別講義として、通常の授業としては時間の制約もありなかなか聞けない専門性のある講義が計画されました。

  今期は以下の7回実施されました。

日程 テーマ 担当
1回目 中性子捕獲反応と原子力・宇宙 井頭政之
2回目 プラズマ分光診断の基礎〜宇宙プラズマから半導体プロセスかで〜 赤塚洋
3回目 エネルギー循環燃焼の熱力学 吉澤善男
4回目 低炭素社会にむけての原子力の役割 加藤之貴
5回目 Rutherfordの散乱公式と原子核の発見 小栗慶之
6回目 DNA損傷に対する生体防御機構の分子・細胞生物学 松本義久
7回目 核融合開発の進展 嶋田隆一


5月イベント

 ■ 総合科学技術会議によるGP-ATOM視察

 総合科学技術会議 「大学院における高度科学技術人材の育成強化策検討ワーキンググループ」のGP-ATOM視察が行われ、WG主査の奥村直樹議員をはじめとする内閣府関係者と文部科学省の大学改革推進室の関係者が本学原子炉工学研究所・原子核工学専攻を訪れ、GP-ATOM代表、担当教員および学生を交えて意見交換を行い、プログラム実施状況と現場を視察されました。

  有冨所長の挨拶に続き、齊藤専攻長(GP-ATOM代表)が、@専攻の設立以来の経緯と実績、A大学内でのGP-ATOMの位置づけ、B専攻としての人材育成の目標と本プログラムの概要について説明しました。

  それに対して奥村議員から、原子核工学専攻の入学生の状況と博士課程への進学や卒業後の就職状況、専攻の魅力や将来性についてどのように伝えているかについて質問がありました。GP-ATOM の推進者からは、「個々の学生の個性を見極め、それを育成していく」という本プログラムでの人材育成の目的と方法、および教員側も意識改革していく方針を説明しました。さらに、幅広い視野と基礎学力を持ち、大学や研究機関だけでなく産業界からの要請にも応えられる教育システムの構築を目標とすることなどの意見交換を行いました。

 また文部科学省高等教育局大学振興課の視察もあり、大学院GPのあり方の例として、GP-ATOMでの取組み状況やカリキュラムについての意見交換を行いました。特に、ラボレス教育としてコース室の運用やマルチラボ・トレーニングなど本プログラムの特徴についての具体的な質疑があり、授業の様子やコース室の整備状況も見学して頂きました。


 ■ ポートフォリオの運用開始

 ポートフォリオ・マネジメントが開始され、各学生毎の教育記録データの収集・整理・蓄積が行われています。

  当ポートフォリオ・マネジメントは、GP-ATOMプログラムをより効果的に推進していくための支援システムとして機能させることを目的としています。学生毎の「教育記録データの収集・整理・蓄積」(ポートフォリオ)と、「教育記録データの利活用」(マネジメント)の二つの視点からシステムが設計され、運用されています。


4月イベント

 ■ オリエンテーリングとコース分け

 4月入学の修士課程の学生25名に対して、オリエンテーリングとコース分けが行われました。齊藤専攻長(GP-ATOM代表)および井頭教授(GP-ATOM副代表)より、GP-ATOMの主旨とプログラムの内容について説明があり、コース室の教員からも具体的な進め方について説明を行いました。
入学生は、まずラボレス教育を受けることになります。

 今年度入学生25名は、原子力工学コース室に15名、原子核基盤コース室に10名が配属されました。


 ■ FD研修

 GP-ATOMプログラムに関連する教員(教授、准教授、助教)等に対して、FD(Faculty Development)研修会が開催されました。

 齊藤専攻長より、GP-ATOMプログラムの位置付け、目的および概要が示され、井頭GP-ATOM副代表より「新時代の大学院教育」「大学院設置基準の主な改正点」「プログラムの内容」について、説明があり、質疑を行いました。

 今年度入学生25名は、原子力工学コース室に15名、原子核基盤コース室に10名が配属されました。


 ■ マルチラボ・トレーニング

 新入学生の学生に対し、4月上旬からGP-ATOMプログラムの目玉の一つであるマルチラボ・トレーニングが開始されました。

 マルチラボ・トレーニングは、修士課程1年生の必須科目である「原子核工学講究第一あるいは第二」の時間に、事前に策定されたマルチラボ・トレーニング研究室訪問計画に基づいて、各学生が当原子核工学専攻内の各研究室で行われているセミナーに参加し、原子力分野の幅広い専門的知識を習得することを目的におこなわれます。さらに、各研究室の研究内容や雰囲気も体験することとなります。

  このようなマルチラボ・トレーニングを通した経験により、学生は幅広い専門的知識を習得するとともに、自分の個性を勘案した適性を踏まえて、その後始まる修士論文研究を実施する配属研究室にいくことになります。


3月イベント

 ■ 外部諮問会議の開催

 大岡山キャンパスにて、GP-ATOM外部諮問会議が開催されました。

 会議では、GP-ATOM代表の齊藤委員より、当会議の主旨と挨拶に続いて審議の内容や勧告を活動に反映していきたい旨の説明があり、副代表の井頭委員より、GP-ATOMの実施運営体制と外部諮問会議要項の説明がありました。そして、大学院教育改革の動き、GP-ATOMプログラムの概要、基本コースワーク教育、研究リテラシー教育、ポートフォリオ・マネジメントなどの説明と質疑応答が行われました。


1月イベント

 ■ フォーラムでのポスターセッション

 文部科学省主催の大学院教育改革支援プログラムの「大学教育合同フォーラム」に参加しました。
パシフィコ横浜で行われたポスターセッションに、当GP-ATOMプログラムもパネルとパンフレットで参加し、意見交換を行いました。