東京工業大学 21世紀COEプログラム 世界の持続的発展を支える革新的原子力
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【COE-INES出張レポート】
■ 米国 INEEL, MIT訪問 (2004年5月)
期日:
出張者:
出張先:
平成16年5月3日〜5月9日
関本 博、加藤之貴
アイダホ国立技術環境研究所、アイダホフォールズ、米国
マサチューセッツ工科大学、ボストン、米国

INEELのスタッフ右からJ. Ryskamp,P. Williamas
アイダホ国立技術環境研究所(INEEL)においてCOEの研究主目的である革新型原子炉に関しての意見交換を行った。米国では次世代原子炉(NGNP)の概念設計が進められており、INEELがそのセンターの一つとなっている。COEの革新炉開発に関連する先方の高温ガス炉式の鉛ビスマス冷却炉やガス冷却炉、軽水式の超臨界炉に関する開発検討事例の報告を受けた。また、NGNPの国際組織であるGIFグループの超高温ガス炉の材料開発に関してのワークショップにオブサーバーとして参加し情報収集を行った。会合の結果、今後も引き続き革新炉技術に関する情報交流、核拡散抵抗性に関する共同研究、学生インターンシッププログラムに関しての協力を確認した。また、国際シンポジウムINES-1への参加を依頼した。

マサチューセッツ工科大学(MIT)の先端核エネルギーシステムセンター(CANES)にセンター長のProf. Kazimiらを訪問した。CANESは教授9名、研究員12名、大学院40名。革新型原子力システム開発は近未来、将来型炉に分け、冷却材、炉型毎に広く検討されている。先方の二酸化炭素超臨界炉、超高温材料開発、モジュラー型小型炉、水素システム評価の事例紹介を受ける。COE―INES側はCOE活動、CANDLE炉、CO2ゼロエミッションに関して報告。続いてMITにおける教育用ITシステム(Open Course Wear, OCW)の説明と見学を行った。各授業毎に目的、授業運営スケジュール、授業テキスト、宿題、文献案内等がWeb内に掲載されている。MITの全授業の半分の700授業が完成済み。全世界からのアクセス可能。学内生のみならず世界から自習用に利用されている。教室におけるIT化は板書とプロジェクターが併用され、後者はPCと連動し、内容理解の促進を進めており、また新しい板書入力システムの事例説明を受けた。Webの利用は自由な点から、COE-INESの教育材料への利用が考えられた。
物理学科(Build.#6)の教室におけるITシステムの説明


MITのCANESスタッフらと、 右より2人目から
Prof. Kazimi, Dr. P. Hajzlar, Dr. B. Yildiz

Kazimi教授らとの協議(Prof. Driscoll, Prof. Kadak, Prof. Todreas, Prof. Kato, Dr. Hejzlar, Dr.B. Yildiz等同席)の結果、研究及び教育に関する協力に付いて合意を得た。

なお、INES-1へのKazimi教授の招聘依頼を行い、CANESの協力を確認した。



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