人材育成活動

デブリ化学に関する人材育成 =「核燃料デブリ・バックエンド工学実験」

デブリ化学分析・バックエンド工学の基礎の習得を目的とした大学院授業科目「核燃料デブリ・バックエンド工学実験」を開講し、東京工業大学先導原子力研究所内のホット実験施設で、RI及び核燃料物質を用いた実験を行う。
・核燃料物質(固体・液体のウラン)に対する基本的な化学分析操作を習得
・作業環境・被ばく・汚染管理の重要性を理解
・核燃料物質の取扱いに関する専門的な知識と技量の習得を支援
・「放射化学分析」の実務的な知識と技能を有する学生を養成

実験授業内容(H29年度例)
『溶媒抽出』実験
・溶媒抽出によるウラン分離
 ウランを含む硝酸水溶液とリン酸系抽出剤を含む有機溶媒との溶媒抽出操作を行う。
・UV-vis(紫外-可視)や蛍光X線分析により抽出率を算出
(クリックで拡大)
H30年度 実験授業(溶媒抽出コース)の様子
(写真クリックでスライドショー)
『精製・転換』実験
・イエローケーキを沈殿回収後、焼成し、XRD、XRF分析等により結晶構造を同定
(クリックで拡大)
H30年度 実験授業(精製・転換コース)の様子
(写真クリックでスライドショー)
『分離・除染』実験
・イオン交換法による廃液からのウラン精製、ウラン分離回収
 イオン交換樹脂を用いてウランを含む硝酸水溶液からウランのみを吸着回収する。
・回収前後のウラン濃度をUV-Vis等により分析
(クリックで拡大)
H30年度 実験授業(精製・分離コース)の様子
(写真クリックでスライドショー)
実験授業の様子
H27年度の実験授業の様子
H28年度の実験授業の様子
写真をクリックすると、別ウィンドウでスライドショーが見られます。
H29年度 実験授業(溶媒抽出コース)の様子
H29年度 実験授業(精製・転換コース)の様子
H29年度 実験授業(分離回収コース)の様子