成果報告

平成28(2016)年度 廃止措置技術・人材育成フォーラム

 東京工業大学先導原子力研究所では、平成26年度より文部科学省英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業「廃止措置工学高度人材育成と基盤研究の深化」を開始いたしました。 本事業では、廃止措置に不可欠な人材の育成と基盤的な研究の推進により大学として福島第一原子力発電所の事故収束に貢献することを目標としております。
 平成26年10月にプログラムを開始してから種々の人材育成活動、研究活動に取り組んでまいりましたが、東工大での取り組みとその成果についてご報告を行い多方面からご意見を頂くことを目的としたフォーラムを企画・開催いたしました。
 また、産業界において福島第一原子力発電所の廃炉に精力的に取り組んでいる IRID(技術研究組合国際廃炉研究開発機構)とのスモールワークショップの位置づけで、廃止措置研究開発の現状や廃炉研究のニーズ・シーズなどについてご講演いただきました。

主催 東京工業大学 科学技術創成研究院 先導原子力研究所
日時 平成29年1月20日(金)10:00~19:00
場所 東京工業大学 大岡山西9号館コラボレーションルーム
プログラムと発表資料
【第1部:東工大における人材育成活動及び基盤研究】
東工大における廃止措置工学人材育成活動  佐藤 勇(東工大)
材木の除染技術  鷹尾康一朗(東工大)
土壌の汚染除去と回収・固化技術  竹下健二(東工大)
天然鉱物を利用したCs、Sr回収・固定化技術  吉田克己(東工大)
シビアアクシデント後の遠隔計測技術  遠藤 玄・木倉宏成(東工大)
デブリ取り出し時の未臨界確保方策  竹澤宏樹・高木直行(都市大)
デブリ取り出し時の再臨界事故解析  小原 徹(東工大)
難分析核種分析 塚原剛彦(東工大)
【第2部 IRIDにおける研究開発】の発表資料についてはこちら
IRIDの研究開発の状況 吉澤厚文(IRID)
IRIDから見た研究開発課題例 奥住直明(IRID)
福島第一原発事故廃棄物の処理・処分研究 大井貴夫(IRID/JAEA)
【第3部:総合討論】
総合討論・意見交換・今後の展望