成果報告

平成29(2017)年度 廃止措置技術・人材育成フォーラム

 東京工業大学先導原子力研究所では、 文部科学省の英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業-廃止措置研究・人材育成推進事業 として平成26年度採択された課題「廃止措置工学高度人材育成と基盤研究の深化」の活動の一環として、2018年1月10日に「東京工業大学 廃止措置・技術人材育成フォーラム」を開催いたしました。
 今回のフォーラムでは、第1部にマサチューセッツ工科大学のロナルドバリンジャー教授による 米国大学における廃止措置関連分野の研究活動についての講演(日英同時通訳つき)、 第2部に東工大における人材育成活動及び基盤研究について各研究者の発表、 第3部はIRIDワークショップとして、IRIDにおける研究開発の講演が行われました。 当日は、産学界、教員・学生など約110名の方にご来場いただきました。

主催 東京工業大学 科学技術創成研究院 先導原子力研究所
日時 平成30年1月10日(水)9:00~19:00
場所 東京工業大学 大岡山西8号館10階大会議室
発表資料
【第1部 米国における廃止措置関連分野の研究活動】
Precursors for Crack Initiation in Carbon Steel Piping in CO2-Containing Aqueous Environments Ronald Ballinger(MIT)
【第2部 東工大における人材育成活動及び基盤研究】
天然鉱物を利用したCs、Sr回収・固定化技術  吉田克己(東工大)
難分析核種用マイクロ分析システムの構築   塚原剛彦(東工大)
デブリ形態に応じた適切な臨界防止方策の検討 高木直行・竹澤宏樹(都市大)
デブリ取り出し時の再臨界事故解析  小原 徹(東工大)
セルロース分解性イオン液体を用いた汚染伐採木等の除染技術開発 鷹尾康一朗(東工大)
金属イオンを含む亜臨界水による汚染土壌からのCs回収 竹下健二(東工大)
セルロース分解性イオン液体を用いた汚染伐採木等の除染技術開発 鷹尾康一朗(東工大)
シビアアクシデント後の遠隔計測技術  遠藤 玄・木倉宏成(東工大)
東工大における廃止措置工学人材育成活動 赤塚 洋(東工大)
【第3部 IRIDにおける研究開発】の発表資料についてはこちら
福島第一の廃炉に向けた研究開発の現状と課題 燃料デブリ取り出しの技術開発奥住直明(IRID)
現実的な臨界リスクの評価手法の検討森本裕一(IRID/日立 GE)